Alien Abduction 6

Original
デビッドは突然目覚めた。
一瞬自分がどこにいて何が起こったのか忘れていたが、すぐに記憶がよみがえってきた。
デビッドはまだその部屋にいた。
見たところ、照明が消えていたが、急に今明るくなっている。
壁の上にバスルームを開ける場所を見つけデビッドは用を足した。
身だしなみを整える道具が色々と備え付けられているのを見つけたので、歯を磨いて髪をとかし、元の部屋に戻った。
他の入り口や出口を求めてすべての壁を探検した。
秘密の線が壁に浮き上がり、発見できた、
と思ったが、壁が溶けてみるとそれは1メートル四方しかなく、どうみてもドアではなくモニター・スクリーンだった。
それには今、宇宙の暗闇と星達が映っていた。
デビッドがスクリーンの下にあるアイコンで遊びはじめると「チャンネル」を替えられることに気づいた。
デビッドは当てもなく「チャンネル」を替えつづけ、突然地球の画像を発見して驚いた。
クローズ・アップ、本当にクローズ・アップだった。
しかも、見ていると画像が変化していった!
「リアルタイム」映画のようだった。
明らかに宇宙船が地面に近づいて、ゆっくりと上空を動いているのをデビッドは見て、魅入られていた。
そこは砂漠のように荒れ果てた無人の場所だった。
突然、遠くに影が見えた。
誰かがハイキングをしている、バックパックを背負って、短パンとハイキング用ブーツとシャツを身につけていた。
男だった。
黒い髪の。
接近には気づいていない。
宇宙船の影がハイカーの背後に忍び寄り、彼の上に徐々に影を落とした。
予期せぬ影を見上げ、その光景にびっくりしてその男の目が見開かれた。
彼は走りはじめたが、宇宙船から出た引っ張り上げるビームにすぐ捕まり、巻き込まれ、空中を通って視界から消えた。
デビッドを捕まえた奴らがコレクションにもう一つ標本を加えたようだ。
捕獲後、地面は急速に遠ざかり、地球はNASAの映像のように見えていた、
白く渦巻く雲がさまざまな大陸の地形をあいまいにしている青い球。
デビッドはそれをしばらく見ていて、それから再びチャンネルを替えていった。
そのほとんどは地球についてもさまざまなイメージだった、ジャングル、海岸に打ち付ける海原、流れる川などの動画像があり、ちょうどナショナル・ジオグラフィック・チャンネルのスペシャル番組のようだった!
違う点は、奴らがこの世界のほとんどを記録してしまっているのではないかということだ。
デビッドはモニターを閉じて寝転がった。
「まあ、そのうち何か起きるだろう」と考えた。
かなりの時間が経った。
デビッドはしばらくウトウトしていたらしく、突然目が覚めた。
部屋の中で音がした!
デビッドは寝返りを打って見上げた。
エイリアン達が戻って来て、デビッドの元にぞんざいな手つきで新しい「ゲスト」を置いた。
その男も素っ裸にされていた、そして「検査」されたに違いないサインがうかがえた、、、
乱れた髪、どんよりした目、そして苦役からようやく解放されたチンポはデビッドが見るうちに縮こまっていった。
ドアが消え、新入りはようやく自分が置かれた新しい環境に気づいたようだ。
「あぁ、よかった、ほかにも人がいる!」その男は叫んだ。
「俺の名前はジョンだ」
「俺はデビッド、仲間ができてうれしいよ。俺は捕まるのを見てた。
さっぱりしたければシャワーがある。
もし奴らが俺にしたのと同じ事をお前にもやったのなら、きっと浴びたいんじゃないのか!」
「あぁ、そのとおりだ、ありがとう。」
しばらくしてジョンが出てきた、さっぱりとして身体も乾かしていて、いくらか落ち着いたようだった。
デビッドはベッド兼用のクッションに座りつづけていた。
「座ってくれ、ここをどう思うか話してくれ、俺も話すから。
二人で考えればここから抜け出せるんじゃないか。」
それぞの話が交換されたが、役に立つような意外な新事実は互いに明かされなかった。
2人の男は素っ裸でせまい場所にいることに居心地の悪さを感じていた。
ジョンは身長180センチ以上、体重は約85キロ、とデビットには見えた。
わずかに胸毛があり、鍛えているらしく全身に筋肉が盛り上がっていた。
年齢はデビッドと同じくらいに見えた。
最初の会話の後、2人はこれらのことを確かめ合った。
2人とも28才でジョンが数ヶ月だけ年上だった。
ジョンはアリゾナで捕まり、宇宙船に乗せられるとすぐ、エイリアン達によって素っ裸にされ、検査を実行された。
奴らの手で無理やりイカされたことを話しながらジョンは赤面した。
そして1匹が残りの奴らを追い払ったあと精液をすべてなめ尽くしたことも。
デビッドは言った、
「奴らが俺達に何を望んでいるのか分からない、検査の後、この部屋に連れてこられたんだ、そしてそれ以来ここに置き去りだ。
少なくとも今は話し相手がいる。
自分勝手な理由だけど、来てくれてうれしいよ。」
ドアが開いて、2匹のエイリアンが入ってくると、デビッドに付いてくるように示し、思わせぶりに身を引いた。

Nov 05, 2005 By wildestdreams 8 Comments