Alien Abduction 13

Original
ジョンと2匹のエイリアンが1つの部屋に入って行き、デビッドは別の部屋に連れ込まれた。
その部屋も機械と装置でいっぱいで、よくある寝台もあった。
デビッドはその上に押し付けられるように転がされ、留め具が身体の至るところに付けられた。
腕は頭上に持ち上げあられ、寝台の角に固定され、足首は下の方の角に固定された。
そしてそのとき、寝台が動き出し、器具によってデビッドの脚が持ち上げられ、大きく広げられた。
デビッドのケツの穴と股間がむき出しになった。
デビッドは、これは女が毎年の検査で感じる気分と同じものに違いないと思った。
完全に丸出しにされて少し恥ずかしかった。
デビッドの頭の周りにクッションのような器具が当てられ、心地よく締め付けられるのを感じた。
がっちりと装置にはめ込まれ、デビッドはまったく身動きができなかった。
指と爪先以外はどこも動かせない。
何かが見えてきた!
寝台が、部屋のむこうにある大きな機械に向かって動いていた。
その機械には寝台全部を収められるほど大きな入り口が丸く開いていて、レールで寝台とつながっていた。
エイリアンが大きな機械の方に移動すると、ブーンと音とともにガツンという音を立てはじめ、寝台がゆっくりとその中に引き込まれていった。
1分間に2インチくらいのスピードだった。
デビッドはフットボールをやっていた頃に膝をひどく怪我してMRIを受けたことを思い出していた。
まったく動けないまま、デビッドは、これが終わったらどうなるのだろうと考えていた。
機械に身体が引き込まれていくスピードを考えると後1時間くらいはかかるだろうと考えた。
そんなに長時間何もできないなんて。
しかし、機械がデビッドの股間のあたりにたどり着くと、スピードが明らかにガクンと落ちた。
デビッドは今自分の生殖器がさらされているのだと分かり、奴らは良い写真が撮れるようにゆっくりとペースを落としているのだと考えた。
地球上では自分やジョンを探してくれているのだろうか、とデビッドは考えた。
しかし、この窮地から逃げ出すことや騎士団が助けにきてくれることなどあり得ないと感じ、そんなことはどうでも良いと思った!
ボーっとしているうちに機械が胸まであがって来ていることに気づいた。
あと30分くらいで終わるだろうと考え、宇宙船での出来事を思い出しながら、時間が過ぎるのを待とうとした。
ついに音が止んだ。寝台が機械から引き戻され、部屋の元に位置に戻された。
エイリアン達はモニターの周りに集まっており、目にした結果に興奮しているようだった。
一時的に頭の固定が外されたため確認できたのだが、その機械は明らかに一種のスキャナーであった。
デビッドの身体のすべてが断面図として見られ、それも丸太を輪切りにしたような断面だけでなく、縦にも見ることができた。
奴らはデビッドの全身を細部まで断面図で確認していた。
さらにそれに加えて、それぞれの器官だけを取り出して立体図で見ることも可能だった。
360度自由に回転させ、好きな角度から見ることができた。
心臓や肝臓、脳、舌が映し出され、最後はデビッドの金玉が映し出された。
その画像が映し出されている間、あの大きなエイリアンがデビッドをじっと見ていた。
デビッドが自分の金玉の立体図を見ている間も何か深く考えているようであった。
またもや、デビッドの頭が固定された。
1匹のエイリアンがデビッドの口に円筒形の器具を入れ、中に突っ込みはじめた。
それは直径1センチ余りであったが、デビッドは抵抗した。
力強い指がデビッドの唇をこじ開け、器具が歯にガチガチ当たった。
結局いつも奴等には勝てない、とデビッドは観念してあきらめた。
それは喉の奥に当たるほど押し込まれた。
デビッドをむせ返りさせながら、さらに進んだが、動きが止まるとそれに慣れた。
器具から別の何かが出て来て、食道を通って胃の方に下りて行くのをデビッドは感じた。
突つかれるのを感じた、多分カメラなのだろう。
目の端で見ることができるスクリーンに映った動画には、喉の奥を撮ったらこんなんだろうなあ、というようなものが映っていた。
画像が変わってゆくのを必死に見ていると、胃にたどり着いた途端、画が変わったことにびっくりした。
奴らはあたりをしばらく観察したあと、器具を引き戻していった。
「これは、それほどひどくなかったな」とデビッドは考えた。

Dec 03, 2005 By wildestdreams Write a comment!